経営のノウハウが学べるブログ

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【経営者の悩み】優秀な部下が辞めてしまう原因とは?

ある中小企業の経営者から相談された事例です。

 

このクライアントの会社は

店舗を構えてビジネスをしている企業ですが

社長の下に

部長が6人居る組織編成でした。

 

それぞれの部長は

担当のエリアマネージャーとして

店舗の管理と運営の責任者と

現場で働く社員のマネジメントも兼任していました。

 

この組織の在り方が原因で

大きな問題が発生したのですが

それが、部長が辞めてしまうという大事件でした。

 

 

 

 

働き方改革を推奨した結果】

 

大手企業だけでなく

中小企業でも、個人店でも

働き方改革】が推奨されています。

 

コンプライアンス的にも

企業努力をもって成し遂げようとしていますが

問題は、

最終的にどこに負担がかかるのか!?

ということです。

 

このクライアントの会社では

見事に、部長に負担がかかっていました。

 

よく考えればわかる事ですが

店舗の現場で働く人の都合を優先すれば

人手不足となって店舗の運営に支障が出るのは当然です。

 

その支障が出そうな部分の人手不足を

部長が責任感から背負っていたのです。

 

こういう状況が続いて行くと

店舗の現場で働く人たちは

自分の都合を優先して

休みを取れることが当然だと考えるようになります。

 

本当なら店舗のスタッフ全員で

店舗運営に支障が出ないように

相談してシフトを決めるのが正しいですが

誰かが補ってくれると知った途端

自分の都合を優先しても良いと考えるようになってしまうんです。

 

しかも、それが上司だと

「高い給料をもらっている人だから・・・」

「どこかで休みを取れるんだろう・・・」

「ゴルフとかよく行ってるし、時間がある人なんだろう・・・」

そんな風に考えるようになるんです。

 

 

 

 

【企業にとって大切な人材とは?】

 

部長という人材は、間違いなく会社の宝物です。

 

勿論、働いてくれている人全員が宝ですが

リーダー的な人材は特別だと認識しないといけないんです。

 

せっかく育てたリーダーである部長が辞めたら

その下の人たちの指導は誰がするんですか?

 

6人から5人に減ったら

更に、一人当たりの負担が増えますよ?

 

そんな話を社長にしたら

「はい、十分解っています」とおっしゃっていました。

 

しかし、辞めると言い出した部長は

いろんな改善策を提示しましたが、結局辞めてしまったんです。

 

こんな事を言うとクライアントの社長に失礼ですが

僕には、

どれだけ引き止めても部長は辞めると解っていました。

 

それは

「今までも同じことを言っていたけど

 結局なに一つ改善されなかったから

 今回の問題もまた同じことの繰り返しだ!」

そう思っていたからだと思います。

 

店舗で働く人が一人辞めたとしても

その人の代わりを募集することは出来ますが

リーダーである部長が辞めてしまったら

誰かを部長に昇格させないといけません。

 

だれかを昇格させたら

その部署の穴が空いた人材を誰かが埋めないと

組織は機能しません。

 

そうなると、組織のすべての部署で

突然の人事異動が起こってしまうんです。

 

企業の組織というのは

突然の人事異動が起こってしまうと

引き継ぎなどの処理業務に追われてしまう為

本来の成長戦略が止まってしまうんですね。

 

最悪の場合

業績が悪化することも考えられますから

経営者は、リーダークラスの人材とは

常にコミニュケーションを取っておく必要があります。

 

それほど、上層部の人材が突然抜けるというのは

企業にとって大きなダメージなんです。

 

 

 

 

【残った部長と経営者のコミニュケーション】

 

クライアントの社長には

残った部長たちとのコミニュケーションの為に

積極的に時間を作るようにしてもらいました。

 

社長自身が、

辞めると言い出した部長を引き止められなかった

信頼関係が出来ていなかった

部下に対して勘違いしていた

そういうことに対する反省をして

今後、自分はどう接していけばいいのですか?

と、僕のいう事に耳を傾けてくれるようになりました。

 

残ってくれた部長たちとは

もっとコミニュケーションを取って

もっと信頼関係を築いてもらうことに専念してもらいました。

 

コミニュケーションコンサルティング

僕がいつも言っている

「部下のことをもっと知ってください」

という提案の通り

一人一人の部長の誕生日

血液型

家族構成

家族の名前、生年月日、年齢、性別

学生時代の部活動

趣味、嗜好

現在の興味があること

そんな項目を100個全て埋めてもらう為に

時間を作ってコミニュケーションを取ってもらいました。

 

部長が辞めた事件から6か月が過ぎたころ

ある地域に出店計画が出てきました。

 

社長は、

「今は部長たちが忙しすぎるから、今回の計画は見送るつもりです」

とおっしゃいましたが

僕は

「一度部長たちと相談してはいかがですか?」

と提案しました。

 

 

部長5人、社長と僕との7人で

僕がファシリテーターとなって会議を開きました。

 

社長が、

出店計画の話があると言い出したら

ある部長が

「社長、それは進めるべきです!」

と言い出したのです。

 

他の部長も

「今回の件は進めるべきです」

と同意してくれたことに社長はびっくりしていました。

 

本来6人で担当していた店舗を

現在は5人で担当しているから

無理をさせていると感じていた社長は

涙ぐんで言葉に詰まってしまいました。

 

僕はファシリテーターとして

部長の意見を聞き入れることで決定させていただきますと提案して

その日の会議はお開きとンなりました。

 

 

 

 

【社長が変われば部下も変わる】

 

とても美しい話のように聞こえると思いますが

どうして部長たちが、社長が提案した出店計画を

進めるべきだと言ったのでしようか?

 

それは、

部長たちが、社長を信頼するように変わったからです。

 

僕が社長に提案した宿題は

部長一人一人に対して100項目を埋めてもらうことでした。

 

例えば

家族構成の項目を埋められたら

次は、奥さんの誕生日に社長自ら手紙を書いてもらいました。

 

息子さんの誕生日も、娘さんの誕生日にも

自分で手紙を書いてもらって

その手紙を添えた花束を誕生日に送ってもらいました。

 

部長さんから

奥さんがびっくりしていた

奥さんがステキな社長ねと言っていた

息子さんが、お父さん!社長から手紙が来たよ、

 お父さんってすごいね、と言われて嬉しかった

こんな話をしてくれました。

 

高齢の親御さんにも

社長が手紙を書いていました。

 

幼稚園に通う娘さんには

かわいい便せんで手紙を書きました。

 

サッカー部に所属している息子さんには

会社のツテで入手したチケットをプレゼントしました。

 

就職活動をしている娘さんには

自社で面接の練習をしてあげたと聞きました。

 

 

こんな社長が

「部長たちの負担になるから

 今回の出店計画は見送ることにする」

と言ったら

部長たちは

「進めるべきです」

って言うに決まっています。

 

自分たちの仕事量が増えることが解っていたとしても

そんな事よりも、

社長がやりたい事に協力したい!

社長の為に頑張りたい!

社長の会社の業績を上げたい!

そう思うようになるのは必然なんです。

 

社長がどれだけ誠心誠意やったとしても

中には変わらない人も居ると思います。

 

そんな人をどうするかは

①時間をかけて関係性を上げる

②責任のない立場に降りてもらう

どちらかに決めるのもありだと思いますが

まずは

トップである経営者が変わることが大切なんです。

 

あなたは経営者であり

企業のトップでありリーダーです。

 

リーダーが変われば必ず組織は変わります!

 

リーダーが変わらないのに組織が変わることはありません!

 

これが解らない人は

コミニュケーションコンサルティングを受けてみることをお勧めします。

 

きっと感動されることでしょう。

 

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