経営のノウハウが学べるブログ

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飲食店経営者の為の新型コロナウイルス対策~資金を確保する重要性

新型コロナウイルス関連のニュースで

大人数が参加するような立食パーティーや宴会

などの自粛を呼びかける動きが出ています。

 

今回の感染症は一時的ではありますが

3月、4月頃まで続くとみられていますので

その間の売上減少は避けられないと予想出来ますから

不安になっている飲食店経営者は多いです。

 

そんな中で

僕たち経営者がやるべきことの一つに

【資金調達】があります。

 

 

 

 

 

【調達資金と売上の見通し】

 

経営者にとって大きな悩みの一つが資金です。

 

業績が悪化して資金が尽きれば倒産ですから

2か月~3か月の売上が減ることが解っているのなら

資金を調達してでも、手元にキャッシュを置いておく必要があります。

 

では、

どれくらいのキャッシュを手元に置いておけば良いのか?

とよく聞かれますが

だいたい3か月~5か月分の経費をカバーできる金額だとお答えしています。

 

一般的に、家賃、駐車煬代、社員の給料などの固定費と

電気、ガス、水道などの基本料金のことです。

 

確実に足りるという保障は無いですが

最低でも3か月~5か月分は確保するべきだという意味です。

 

3か月~5か月という根拠については

無責任なことは言いたくないですが

僕の予想では

新型コロナウイルスが落ち着くのは6月だと思っているからで

そして夏には完全に終息すると考えています。

 

理由は、

気温が高くなればウイルスは活動が弱くなる事と

東京オリンピックの開催が危ぶまれている事からです。

 

ウイルスというのは

低温で乾燥している環境では活発に活動しますが

これは、

新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスも同じです。

 

インフルエンザが流行する季節は冬ですが

春から夏になるにつれて終息するのと同じように

今回の事態も、春には終息するだろうと考えていますが

「新型」という新しいウイルスである以上

ひょっとしたら、不測の事態が起きるかもしれません!

 

実際にどうなるのかは僕にもわかりません。

 

 

東京オリンピック開催中止のニュースでは

 IOC国際オリンピック委員会

「事態が終息しなければ 中止を検討するだろう」

と発表し、5月までの判断が必要だと伝えましたから

政府は、これまで以上に事態の終息に全力を注ぐはずです。

 

日本は世界中に繋がりがある国ですから

新型コロナウイルス対策の協力体制が整えば

当然、終息の方向に向かうでしょう。

 

東京オリンピックが中止にないように

世界中が支えてくれる事も期待できますから

僕個人の意見としては、かなり安心しています。

 

 

 

 

【資金調達は恥では無い】

 

いろんな経営者のコンサルティングをしてきた中で

僕が感じるのは

特に飲食店経営者は、

何でも自分の責任だと思いすぎる節があります。

 

売上が悪いことで自分を責めてしまって

うつ病の症状が出て

最悪の場合、自ら命を落とす人も居ます。

 

そんな経営者に僕が言いたいのは

「資金調達は恥ではないですよ♪」

ということです。

 

確かに、資金調達は借金ですが

借金って、実は一般の人もしていますからね。

 

ローンで家を買った人は、数千万円の莫大な借金です。

 

中には、家も車も、家具、大学までも借金をして

生涯賃金の半分以上を借金返済に充てている人もたくさんいます。

 

そんな中で、僕たち経営者の借金は

将来の収入を得る為の一時的な資金調達

という意味を

ちゃんと理解して欲しいんですね。

 

言えも車も、資産だという人がいますが

僕からすれば、全て負債です

何故なら

家も車もお金を生み出してくれないからです。

 

それに比べて、

僕たちのビジネスはお金を生み出してくれます。

 

一時的に売上が半減したりすることはあっても

事態が終息すれば、また利益を生んでくれます。

 

その将来の利益を得る為に

一時的に資金を調達するだけのことです。

 

しかも早ければ3年

遅くても、5年、7年で返済できるものです。

 

大企業でも借金は必ずあります

ビジネスをやっていれば

一時的に資金不足になることは仕方無いですから

そんな事に躊躇するよりも

将来の売上にフォーカスする事の方が重要です。

 

世の中、お金が全てでは無いですが

経営者にとってお金というのはパワーですから

絶対に必要なものなんです。

 

 

 

 

【メンタル的にも重要なお金】

 

僕はコンサルタントですが

実は、クライアントのメンタルをとても重視していてます。

 

マインドと言ったり、気分と言ったりもしますが

要するに、クライアントの精神状態が

上がっているのか?

下がっているのか?

不安は無いか?

 

こういう事をいつも気にかけています。

 

以前のクライアントの話ですが

マーケティング戦略を実践してもらったのに

全く成果がでないことがありましたが

原因は、お金が足りてなかったことでした。

 

そんな不安を抱えていながら

マーケティング戦略を進めても

クライアントの心の中では

「こんな事をやっても・・・」

「どうせ・・・」

という感情の言葉が出てしまうことで

本来の成果が出ないことがあるんです。

 

なので僕のコンサルティングでは

成果が出やすい短期的な施策から実践してもらいます。

 

少しでもいいから

マーケティング戦略を実践すれば売上が上がる

という体験をしてもらう事で

手元にお金が残るようになれば

次の中長期の戦略も実践してくれるようになるからです。

 

マーケティングをしたらお客さんが増えた

売上が上がった

お金が手に入ったから気持ちが楽になる

次の施策を実践したい!

 

こんな流れになってもらう為には

最初のお金を手に入れてもらう事が重要になんですね。

 

但し、今回の新型コロナウイルスの影響で

今はマーケティングを実践することが出来ませんから

まずは、資金調達をして手元にお金を持っていることが重要なんです。

 

手元にお金を持っていれば

気持ちが楽になりますから、

将来の不安を無くす為の行動がしやすくなります。

 

3か月後のマーケティング戦略を考えて

その為に新メニューを考えたり

イベントやキャンペーンを考えたり

ホームページを充実させたり

SNSでの情報発信力をつけたり

経営者としてやることは沢山あります!

 

毎日の売上に気持ちを左右されるのではなく

今は

マーケティングをコツコツやる時期だと覚悟してください。